2010年 03月 10日

田代島猫景色(続編3) さようなら金太郎

d0149713_0523180.jpg


金太郎はよく 朝一番に沖から帰ってくる船を眺めて待っていました。
どの猫たちも 船が帰ってくるとその周りに集まってきますが、
なぜか金太郎は 集まっている時よりも 待っている時の印象が強い猫でした。

d0149713_055741.jpg


猫たちが、投げてもらうサカナを目当てに集まっている時、
金太郎はなぜかその中にはあまりいない。
むしろ、他の猫たちがあまりいない時に そばに行ってもらったり
それこそ濱さんの船に飛び乗ったり、すこし違う行動をとる猫でした。
なんて言うか、金太郎特有の人との距離というか・・・。

d0149713_185738.jpg


もちろん いつの間にかしっかりサカナをもらっているのですけれど。

そんな金太郎ですが、実はもう、会うことができません。
昨年の初夏のある日、金太郎は突然旅立ってしまいました。
金太郎に何が起きたのでしょうか。

旅立っていく時、多くの猫が姿を隠しますが、
金太郎は 港に停めてあった車の横で寝たまま旅立っていったそうです。
他の猫たちとは少し雰囲気のちがった金太郎。
人とのつながりや絆の強かった金太郎らしいなぁ。

d0149713_120275.jpg


金太郎の写真は たくさんありますが、
写真集の中程に見開きで入れたこの写真は 
僕にとって金太郎のベストショットです。

いまでも 朝の港で船の帰りを待っている金太郎の姿が目に浮かびます。

さようなら ありがとう 
金太郎

by naochago | 2010-03-10 01:27 | 田代島猫景色 続編 | Comments(29)
Commented by ちぃ at 2010-03-10 13:25 x
はじめまして。昨年、「うちの猫のキモチがわかる本」でnaochagoさんの田代島の猫達の写真をみました。金太郎さんもいましたね。あの時からご自身の写真集は、出版されないのかな…と待っていました。あの本の次号29号のお便りコーナーにnaochagoさんのことが載ってましたよ。写真集、金ちゃんさんと一緒、何度もみています。本屋さんでは、岩合さんとは別のところに置いてありました(笑)naochagoさんらしさを目指していってください。
Commented by ちぃ at 2010-03-10 14:13 x
金太郎さん安らかに。
Commented by じゃじゃまる at 2010-03-10 17:57 x
最後のこの写真、私もとても好きです。こうして金太郎さんをみると胸がどきどきしてせつなくなります。naochagoさんにこうして写真を撮ってもらった金太郎さんは、幸せな子です。カプさんと遊んでいますね・・・・。
Commented by 金ちゃん at 2010-03-10 20:05 x
いっぱいいっぱい泣きました。去年の6月に初めて金太郎と出会い、その後NHKの番組を見て、あっ!あの時の猫だ!とすごく嬉しく思い、何度も何度もナレーションの台詞を覚えるぐらい見ました。その後7月の三連休に田代島で感激の再会を果し、金太郎の思い出にどっぷり浸っていた一週後、なんという衝撃でしょうか。お星さまになった事を民宿マリンライフさんのブログで知りました。
Commented by 金ちゃん at 2010-03-11 00:25 x
あんなに元気にしてた金太郎がお星さまになったとはとても信じられません。ただただ悲しくて仕方ありませんでした。何かの間違いであって欲しい。
10月に田代島に行った時、港のどこを探しても金太郎の姿がない…。その時初めて実感しました。
でもこんなに素敵な写真を撮ってもらっていたなんて、金太郎は幸せな猫です。私はもちろんいろんな人の心の中に永遠に忘れられない思い出を遺して旅立って行ってしまいました。
金太郎、ありがとう。安らかに。
Commented by もも at 2010-03-11 01:15 x
金太郎~。。今日、写真と一緒に文章を読みながら最初は写真から言葉にしなくっても金太郎らしさが自然に伝わって来て胸がキュンとして、どこか孤独な感じもあって、けれど金太郎独特の魅力を感じました。最後のショットを見たら何も言わなくても伝わってしまって胸がいっぱいになってしまいました。言葉にしなくても写真でそんな事を表現出来て伝えられるセンスが素敵な心があるからなんだなぁ~と感じています。そんな気持ちが一つ一つの写真から伝わりました。。 金太郎ありがとう!
Commented by じゃじゃまる at 2010-03-11 16:55 x
2月7日、カプさんの命日のブログで・・「同じ思いを分かち合える」とnaochagoさんは書いていました。金太郎さんが逝ってしまった悲しみをこのブログで分かち合えることでどれだけ救われることか・・。金ちゃんさんとnaochagoさんとの思いで金太郎さんを偲ぶ写真をみることができました。それにしてもなんて素敵な写真なのでしょう。金太郎さんよかったね、よかったね。金ちゃんさん、ももさん、元気をだしてください。
Commented by naochago at 2010-03-11 23:28
ちぃさん こちらこそはじめまして。コメントありがとうございます。
「うちの猫のキモチわかる本」の記事をごらんいただいたのですね。ありがとうございました。29号のお便りはチェックしてませんでした。不覚。(^^ゞ

写真には、撮る人のまなざしが写るとよく言います。同じ猫を撮っても撮る人によってずいぶん変わりますね。
僕のまなざしの原点はやっぱりカプチーノなんですけれど、(^^ゞ この視線を大切にして自分らしい写真をこれからも撮り続けていきます。
ありがとうございました。 
Commented by naochago at 2010-03-11 23:36
じゃじゃまるさん
金太郎は活動的な猫だったので、たくさんシャッターチャンスがありました。そのなかでも、やっぱりこの最後の写真が自分でも一番好きです。
金太郎が旅立ったことを知ってから、次に訪れた際にこの写真のプリントを番屋のみなさんに贈りました。
番屋の青い建物の中に、この金太郎がいます。
漁師の皆さんにとっても決して忘れることのできない猫だったことでしょう。
この1枚の写真を通して、金太郎へのみんなの想いがつながれば、こんなに嬉しいことはありません。
Commented by naochago at 2010-03-11 23:45
金ちゃんさん
9月に訪れたときに、なんか港の雰囲気が違う気がしました。
暑さで猫たちの活動が不活発になっていたこともあるんですが、やっぱり金太郎とヒメがいなくなった港は、他の猫たちも違う感じがしていたのでしょう。
とても元気で活動的な金太郎でしたから、僕も信じられなかったです。
でも、そんな魅力的な金太郎だったから、いまでもたくさんの人の心の中に残っているのですね。
これからもずっと、金太郎はみなさんの思い出の中で愛されていくのでしょう。
よかったね、金太郎。
Commented by naochago at 2010-03-11 23:52
ももさん
金太郎に会ったことのある方には、とくに写真から金太郎らしさを感じてもらえるのでしょうね。本当に独特の存在感のある猫でした。
写真として形に残ったものもさることながら、僕の中では、金太郎の写真を撮っていたその時間が宝物でもあります。
Commented by naochago at 2010-03-11 23:58
みなさんにコメントをいただいて、金太郎は本当に大勢の方に愛されていたのだなぁ、とあらためて感じています。
猫たちにこんな風に想いを感じる人たちが大勢いるんだ、ということ自体が、僕にとっても励みになります。
これからも、猫たちへの想いを形にした写真を撮り続けます。
金太郎へのコメント、ありがとうございました。
Commented by もも at 2010-03-12 00:04 x
宝物!そう思います。なぜ、こんなに沢山の猫ちゃん達の写真を撮られているのか沢山見せて頂いて伝わって来ました。いろいろな想いが沢山あって、こんなに素敵なショットがあるんですね。写真集買いに行くのが楽しみです。休日にゲットするのワクワクしています。momo
Commented at 2010-03-12 00:55 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by 金ちゃん at 2010-03-12 23:29 x
どうもありがとうございます。naochagoさんをはじめみなさんの暖かい心のこもったコメントを読ませて頂きました。二回しか会った事のない金太郎でしたが、お星さまになった事を知り、飼っていた猫ではないのにとてもショックで毎日泣いていました。そんな自分は他の人の目にはおかしく映ってるのではないかと思っていましたが、本当に救われた思いです。金太郎を大切に思っている方とその思いを共有することが出来たおかげです。
Commented by 金ちゃん at 2010-03-12 23:43 x
(前の続きです)naochagoさんの田代島猫景色が縁で金太郎の事を深く知ることが出来ました。素晴らしい写真も見せて頂いて本当に感謝しています。今でも涙なしには見られませんが、私の宝物になりました。本当にありがとうございます。
金太郎、本当に人を引き付ける魅力的なすごい猫。ずっとずっと忘れないよ。ありがとう。
Commented by もも at 2010-03-13 02:54 x
私も金太郎とあったのは写真を見せて頂いて二回目でした。皆さんのコメントを読ませて頂いて心の温もりも感じています。今日は仕事から帰りが遅く、やっと眠りに入るけれど最近写真を見てから眠りに入る事が日課みたいになっていると感じています。凄く疲れていても癒されてしまいます。心から感謝しています。
Commented by じゃじゃまる at 2010-03-13 11:18 x
naochagoさんの金太郎さんの写真やコメント、金ちゃんさんももさんの思いで私は、初コメントへと気持ちが動きました。悲しみは人それぞれで、対比できるものではありません。動物との別れでもどうしようもなく、どうにもならずにたくさん泣きます。nachagoさんもそんな経験をされ、それが写真にあらわれ心に響くのでは・・・と勝手に思っています。写真集のように、美しい田代島のままで島の人々、猫達の日々がずっと穏やかでありますように。
Commented by もも at 2010-03-13 23:13 x
今日、職場の近所に住んでいる猫友達のフランス人にばったり会って、思わず金太郎の写真が頭に浮かび。彼女は超~都心に住んでいながら様々な猫ちゃん達のためにボランティア活動をしていて彼女と私の会話は、いつも猫と植物の話ばかり!彼女のお家にはいつも沢山の猫ちゃん達が遊びにやってきて食事をもらいくつろぎ、そんな猫ちゃん達のために庭作りをしていて(時々植物を面倒見すぎて失敗しちゃう)オチャメな友人なのです。彼女の活動には常に感心してしまい、またストレートに協力お願い!って言ってくるのも大好きです。金太郎の話をしたいです。momo
Commented by 瑠姫&カトル社長 at 2010-03-14 00:23 x
はじめまして
最後の写真、とってもいいです。
瑠姫お魚を咥えた金太郎さんも活動的で惹かれましたが。
読んでいて、最後の写真を見て一気に涙があふれてきました。
金太郎さんの写真とnaochagoさんの記事をみて、こちらにお邪魔するようになって日も浅いのにコメントせずにはいられない気持ちになりました。
金太郎さん、虹の橋を渡っていったのですね。
永遠の猫の世界で楽しく過ごしてくださいね。
ご冥福をお祈りいたします。
Commented by もも at 2010-03-14 00:31 x
続き~。私もじゃじゃまるさん!金ちゃんさんのコメントに共感しています。今日はじゃじゃまるさんの想いが凄く同じ気持ちだなぁ~と感じてしまい嬉しく思いました。naochagoさんからとっても素敵な宝物を見せて頂いて心から感謝しています。金太郎の写真を見ていると勝手な意見ですが映画みたいにもっと沢山の人達に見てもらいたいと思ってしまいます。
Commented by 金ちゃん at 2010-03-14 01:54 x
私が田代島猫景色を購入したのは、きっと大好きな金太郎が載っていると思ったから、予約注文して発売日を心待ちにしていました。はやる気持ちを抑え最初のページから見ていって金太郎を見つけて喜んでいました。あの写真、naochagoさんの金太郎のベストショットのページを開いた瞬間、とても切なくなり涙が溢れてしまいました。そしてこの写真集を作った写真家は金太郎がもうこの世にはいないという事を知っている人だと確信しました。この写真を見ていると金太郎と過ごした楽しい時間に引き戻されそれと同時にもういないんだと思い、とても切なくなります。
Commented by もも at 2010-03-14 23:11 x
今日は じゃじゃまるさんや金ちゃんさんのコメントを思い出してしまい、金太郎って凄いな~と改めて考えさせられる1日でした。
Commented by naochago at 2010-03-14 23:17
金ちゃんさん
本当に金太郎は金ちゃんさんの心にふか〜く残った猫だったのですね。
金太郎にはそんな魅力があった猫だと思いますが、同時に金ちゃんさんの感性も金太郎にぴったりあったのですね。そういうことって、あります。
人間でも一度しか会ったことがないのにとても印象が残る相手もいますよね・・・。
naochago は、金ちゃんさんの切ない想いがとてもよくわかります。
どうぞ流す涙はたくさん流し、少しずつ金太郎の写真を穏やかな笑顔で見守ってあげられるようになっていってください。
Commented by naochago at 2010-03-14 23:23
ももさん
僕にとって猫たちの写真を撮っている時は、猫たちと気持ちが通じているときでもあります。それは宝物の時間です。(^^ゞ
ぜひ猫たちの写真から元気をもらってください。彼らは、シンプルに力強く生きています。
Commented by naochago at 2010-03-14 23:29
じゃじゃまるさん
ご指摘の通り。写真には撮影する人間のまなざしが写り、そのまなざしはその人間が経験してきたたくさんの蓄積そのものです。
僕が「愛猫に向けていたまなざしをすべての猫たちに向けて、猫たちのいきいきとした姿を撮る」と心に誓って写真を撮っているのも、そんな背景があったりします。(^^ゞ
Commented by naochago at 2010-03-14 23:33
瑠姫&カトル社長さん
金太郎は、ほんとに魅力的な猫だったし、大勢の人に愛されて幸せな猫だったと思います。
田代島で写真を撮っていると、そのうち金太郎が姿を変えてまたふっと戻ってくるかもな、なんて思うこともあります。(^^ゞ
コメントありがとうございました。
Commented by もも at 2010-03-14 23:38 x
ありがとうございます!そう思う1日でした。金太郎の写真から特別な今までにない不思議な魅力やエネルギーを感じました。最後の金太郎の写真は私にとって大きく立ち止まり振り返り、自然体で生きたい!そんな猫ちゃんです。とっても素敵な宝物を見せて頂いて幸せだと思います。ありがとうございます!
Commented by naochago at 2010-03-16 01:51
ももさん
本当に金太郎は不思議な魅力のある猫でしたね。
ときどき写真を眺めてほほえんであげてください。
大勢の人の思い出に残っている金太郎は幸せ者です。
名前
URL
画像認証
削除用パスワード


<< 田代島猫景色 (続編4) 靴下...      田代島猫景色(続編2) 金太郎... >>