カテゴリ:田代島猫景色 続編( 73 )


2012年 08月 19日

田代島猫景色(続編42) 残暑見舞い

今年の夏も毎日暑いですね〜。
僕は丁度お盆休み後半の今週、田代島に行ってまいりました。
獣医師クレスさんとの定期訪問と、その後居残りで写真撮影。
しっかし暑かったです。濱屋の濱さんが「この夏で一番暑かった」と言ってました。(^^ゞ
涼んでいるトラジ(タロウジュニア)から、皆さまに残暑見舞いです。(^^ゞ
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休みを利用して猫たちに会いに来てくれる方々が大勢いましたが、なんせこの暑さなので、日中だと猫たちどこかで涼んでいて、出歩いている猫は普段の半分以下。
昼間は暑い中を歩いて回っても20匹ぐらいしか会えないかな。
遊びに来られる際には、時間が許せば宿泊が圧倒的に有利です。

9月・10月・11月に、僕が島の猫たちを案内しつつ、猫写真指南するイベントを企画しています。
近日中に詳細お知らせできる予定です。
春先からの多忙も落ち着きつつあり、もろもろ中断していたプロジェクトがやっと動き出しました。
続編写真集も企画中です。(^_^)v

by naochago | 2012-08-19 17:05 | 田代島猫景色 続編 | Comments(9)
2012年 07月 22日

田代島猫景色(続編41) ブログ更新を再開!中国の雑誌「知日」の猫特集に「田代島猫景色」掲載です。

みなさんご無沙汰しています。
このところ諸事情により中断していたブログ記事の更新ですが、ようやく再開します。
楽しみにされていた方、3ヶ月の中断ごめんなさい。今後もそれほど更新頻度は高くはならないと思いますが(笑)マイペースで更新していきます。

さて、今日は雑誌掲載のお知らせ。
中国の雑誌「知日」に掲載いただきました。
この雑誌は中国の若手編集者達が編集している「日本文化を紹介する雑誌」で、中国で中国人向けに発行されています。中国で若者が日本文化を紹介する雑誌を発行しているなんて、ちょっと嬉しくなりますね。
創刊は去年の1月で創刊号は奈良美智さんの特集でした。
今回は一冊まるごと日本の猫特集。その中で「猫の島」として田代島を取り上げ、僕の写真を紹介いただきました。
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なんて書いてあるのか、僕には読めませんが。(^^ゞ
実は僕も中身はまだ見ていないので、他にどんな猫たちが取り上げられているのかはわからないのですが、楽しみです。アニマルプラネットの番組の時は、田代島の他に浅草の招き猫や秋葉原の猫カフェなどを紹介していましたが、「知日」はどんな構成になっているのかな。
残念ながら日本では買えないそうですが、中国では Amazon で予約1位になっているそうです。
中国に行かれる機会がありましたら書店を覗いてみるとあるかもしれません。
ちなみに「知日」の創刊は日本のニュースでも取り上げられていました。
http://v.youku.com/v_show/id_XMjYyMjMxMTIw.html

さて、来月は Neko-Mon にも田代島の記事を掲載します。
その他にもいろいろ企画が進み始めていますので、ぼちぼちこちらで紹介していきますね。
今後とも Cats in Town と田代島猫景色をよろしくです。(^_^)v

by naochago | 2012-07-22 00:40 | 田代島猫景色 続編 | Comments(3)
2012年 04月 07日

田代島猫景色(続編40)猫が出迎えてくれるギャラリーの猫写真展


あまりの忙しさにしばし更新が気絶しておりました。(^^ゞ

さて、好評につき会期延長して開催中の「田代島猫景色写真展@小樽アトリゑクレール」も、いよいよ今週末までとなりました。

この北の大地の街並みのなかにふと佇むとてもとても居心地の良い、アットホームなギャラリー。
そして、何よりも・・・猫が出迎えてくれます。(^_^)v
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チェアの上でポーズを取って写真の解説をしてくれるようです。
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本日はお越し頂いてありがとうございました。
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こちらこそ、ありがとうございました。サンゴちゃん。
そして小樽と札幌の皆さま、本当にありがとうございます。
心から感謝いたします。

by naochago | 2012-04-07 02:57 | 田代島猫景色 続編 | Comments(4)
2012年 03月 17日

田代島猫景色(続編39)おかげさまで好評開催中。田代島猫景色写真展@札幌

3月13日より、札幌ギャラリーエッセにて「田中良直写真展 〜田代島猫景色@札幌〜」を開催しています。
おかげさまで好評で、連日多くの方にお越し頂いています。
今日は現地の様子をご紹介しましょう。

ギャラリーエッセは、札幌駅の北側、駅から歩いてほんの5分ほどの所にあります。
入り口には、みなしご3兄弟の末娘がサカナをくわえている写真。これが目印です。
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今回この写真には、本当に多くの方からさまざまなコメントを頂いています。
末娘本人も、自分がそんなに話題になっているとは夢にも思わず、毎日しっかりサカナを食べて遊んでいることでしょう。(^^ゞ

このギャラリーは、天井も高く、広々としたとても快適なスペースです。
また通りに面した1階にあって大きな窓があるので、日射しも差し込むナチュラルな空間がとても心地良いのです。
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広いスペースに、今回は75枚ほどの写真を展示しています。
写真集から25枚ほど、震災前の様子がわかる写真が5枚ほど、そして残りは昨年夏以降の島の様子、
人々の様子、そして猫たち、特に新しく生まれた命の写真です。みなしご3兄弟のコーナーもあります。
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入り口横のご挨拶は、こんな展示にしてみました。(^^ゞ
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もうひとつ、このギャラリースペースは、日が暮れてからの雰囲気もいいんですよね。
通りから見るとこんな感じです。
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初日のトークライブには、100名近い方にお集まりいただきました。ありがとうございました。
多くの方に「お話し楽しかったです。」と楽しんでいただけましたが、それよりもさらに
「田代島って素敵なところなんですね。以前から知っていましたが、もっと好きになりました。
  ぜひ一度行ってみたいと思いました。」
というコメントがとても嬉しかったですね。
島の人々の暮らし、猫たちとの関係、その環境の中でのびのび猫らしく生きている猫たち、
そんな田代島らしさを感じていただき、田代島に関心を持っていただけ、田代島を好きになっていただき、
島の人々と猫達の生活を応援して頂ければ幸いです。

札幌での展示は18日までです。(来週は小樽です。)
最終日18日は、15時からまたトークライブをやります。
平日にお越しいただくのが難しい方は、ぜひ日曜日にお越しください。(^_^)v

今回の展示を支えてくださっているあとりゑ・クレールの高橋さん、そして札幌の猫好きおばさまのみなさん、本当にありがとうございます。最終日までよろしくお願いいたします。

by naochago | 2012-03-17 13:02 | 田代島猫景色 続編 | Comments(8)
2012年 02月 20日

田代島猫景色(続編37)田代島猫景色写真展@札幌/小樽

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3月中旬から下旬にかけて、札幌と小樽で田代島猫景色の写真展を開催します。
写真集の作品に加え、震災後の猫たちを撮り下ろした作品も展示します。
札幌では、田代島の猫たちのこと、島の人々と猫たちの生活、そして昨年の震災後の様子などをお話しするトークライブも開催します。
スケジュールと場所は以下の通りです。

田代島猫景色写真展@札幌
3月13日〜18日
ギャラリーエッセ
札幌市北区北9条西3丁目9-1

田代島猫景色写真展@小樽
3月20日〜27日
あとりゑ・クレール
小樽市梅ヶ丘枝町21-2

お近くの方はぜひお越しください。(^_^)v

by naochago | 2012-02-20 00:19 | 田代島猫景色 続編 | Comments(4)
2011年 12月 15日

田代島猫景色(続編35)港のシロもじゃくん

田代島仁斗田の港には、毎朝大勢の猫たちが集まりますが、その中でも目立つ存在がこのシロもじゃくんです。
なぜ目立つのか?それは・・・「白い・長い・太い」からです。
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黒白と黒ネコが圧倒的に多い田代島の猫たちの中にあって、シロもじゃくんは、全身がほとんど真っ白。黒い部分もあるのですが、黒と言うより薄いグレーで、遠くから見ると白猫に見えます。
それから、毛が長い。白くてふさふさの毛が全身を覆っています。
そして見れば一目瞭然のこの「シッポ」
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見事にボディとツートンカラーになったこの太くて長くてモップの様なシッポ。このグレーのシッポをぴ〜んと立てて歩いてくるので、遠くからでもすぐにわかります。

シロもじゃくんは、まだ1歳ほど。去年の夏頃に生まれたのでしょう。今年の7月に訪問した時には、まだ仔猫のあどけなさを残していました。その時の写真がこちら。
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それが夏の間にすっかり大きくなって、たくましい若ネコに成長しました。

そして、みなさんに是非知って欲しいシロもじゃくんの特徴・・・それは性格。
肝が据わっていて、と〜っても人懐こい。この二つがシロもじゃくんの特徴です。

シロもじゃくんは、かなり体格が良く、さらに毛が長くて大きく見えるので、港でちょこちょこ小競り合いをしているオス猫にときどきからまれます。そんな時、シロもじゃくんは、あまり動じることなく正面から向かい合って、多くの場合は勝っちゃいます。
こちらの写真、ケンカを売ったのは左側の猫なんですが、どちらが優勢かは一目瞭然。
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シロもじゃくん、あまりケンカに反応せず動じないので、もしかしてまだ仔猫だから事の重大さがわかってないんじゃないか?と思ったのですが、時折本気になることもあるので、そうでは無い模様。かなり肝の据わった猫なんですね。もしかしたら、そのうちボス猫候補になるかもしれません。

そしてもう一つ。とてもとても人懐こい。
僕はすっかり仲良くなったシロもじゃくんをよくなでているのですが・・・

あ、シロもじゃくんやってきました。
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なでていると・・・
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ペロペロペロ・・・
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と思ったら・・・
ハグ!
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ハグハグハグ!
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シロもじゃくん、そりゃサカナじゃないぜ、オレの指だぜ。
ひとしきり僕の指をハグハグして満足してまた歩いて行きました。(^^ゞ
こんなに人懐こい猫です。

ちなみにシロもじゃくんには、これまたそっくりな兄弟がいます。
こちら。
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顔の右ほっぺに模様があるのと、黒い部分が濃いのが違い。
それにもまして性格は大違いで、こちらの猫はとても臆病で警戒心が強く、なでることはまずできません。兄弟でも随分違うタイプに育ちました。

シロもじゃくんは、大体いつも港にいます。
田代島に行かれることがあったら、港のシロもじゃくんを捜してみてください。愛想良くハグハグしてくれるかもしれません。(^^ゞ (ルールなのでエサあげちゃダメですよ。)
港のシロもじゃくんをよろしく。
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by naochago | 2011-12-15 23:58 | 田代島猫景色 続編 | Comments(16)
2011年 12月 08日

田代島猫景色(続編 34) 田代島の猫の数は?

田代島には、一体何匹の猫がいるのか?

よく話題になります。また、よく聞かれます。50匹という人もいれば、100匹という人もいる。
特に今年は、震災の影響で一体何匹の猫が被害にあったのか?またその後のシビアな環境の中でどれだけの猫が頑張って生き延びてくれたのか?とても心配でした。
島の漁師さんの中でも数十匹の猫が被害にあったんじゃないか、という声もありましたし、震災後に島に訪問した方の中では猫は50匹以下に減ってしまったのではないか、という見解もありました。
僕が7月に訪問した際には、まあ、支援の打ち合わせが主体であまり猫たちを探して歩かなかったためもあるのですが、出会えた猫はかなり数少なく、これは相当減ってしまったかもしれない、と心配しました。
その後、8月から獣医師のクレスさんと猫達の健康/医療管理のボランティアで毎月訪問し、田代島に住んでいるほとんどの猫たちの状態を詳しく把握することができていますので、この話題に触れようかと思います。

で、何匹いるか?

その前に・・・(^^ゞ
大体の方が田代島の猫の数を見積もる時に、低めに見ているのではないかと思います。
その理由は3つ。

1つ目は、訪問した時期・気候・時間帯によって、あまり猫に会えない時があると言うこと。
例えば、今年の夏頃は、昼間仁斗田の港の周辺にはほとんど猫がいませんでした。例年なら番屋で寝泊まりしている大網漁の漁師さんやおかみさん達がいなかったこと、それから津波ですべてのものが流されて港に何も無かったために猫たちがねぐらにするような場所も無かったためです。
また、夏の暑い時間帯には、猫たちはどこか日陰の涼しい場所にひっこんでしまいますので、歩いている猫に出会える確率はぐっと減ってしまいます。
夏の間の港付近では、早朝の時間帯しか猫を見かけることはありませんでした。
たとえば、この写真は8月後半のある日の午後3時頃の港の風景。何もありません。猫もどこにもいません。
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こちらは同じ日の早朝。漁師さんたちが資材を置いてサカナを網から外す作業をやっているので、猫たちが集まってきています。
結構いるでしょ。全部で何匹いるかな?
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1枚目の写真を見ると、ごみがたまっているラインがあるのがわかりますでしょうか?
実は地盤沈下のために、ここまで海水が浸水してくるのです。
ごみがたまっているところが満潮時の波打ち際。つまりここより海よりには物を置けないのです。朝は岸壁の際までカゴや道具を持って行って作業しますが、終わったらまたキレイに片付けなければなりません。だから、猫が昼寝をできる場所も無かったのです。

ちなみにこちらの写真は11月の上旬。
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ニャンプロのブログでガレキの間で子育てしている姿が紹介されていた「ハチ」とその子供達。秋以降は、こうしたガレキや資材の間で「ハチとチョビゲ一家」や先日記事に書いた「3匹の仔猫」たちが港周辺で暮らしています

さて、2つ目の理由。それは、猫達の行動範囲の違いです。猫によっては、とても行動範囲が広くて、朝は港でサカナをもらい、昼は集落の間を行き来して、夕方は上の方のお宅でご飯をもらっている猫もいます。一部でとても人気があった「ネイチャー」なんかは典型。島の中をあちこち歩き回っていると、「あれ?港にいたはずがこんなところで?」と出くわすことも多々ありました。
逆に言うと、行動範囲がとても狭い猫もいるのです。ご飯をもらっているお宅の庭先からほとんど外に出ず、ほぼ一日そのお宅の周辺のごく限られた範囲で生活している猫もいます。こういった猫は、ほとんど出会う機会がないので、カウントされることが少ないのです。

3つ目の理由。それはそっくりで見分けが付かない猫が大勢いることです。田代島の猫たちの模様は、黒白が一番多く、それから黒ネコ、キジトラ、サバトラで、三毛やチャトラはほとんどいません。(ぱっと見は黒白だけれど、よく見ると茶色の毛が混じっていて、う〜むこれは定義上は三毛になるのかな、という猫は結構いますが。(^^ゞ)
その中で、有名になったジャックや金太郎、あるいは校長先生(ゴンザレス)、港のボス猫だったヒメや人気のねこ太郎ことタロウ、最近人気急上昇中のハナタロウ、の様に特徴がある猫はすぐに区別が付きますが、そっくりで見分けが付かない猫たちは、実際の数よりも少なくカウントされます。例えば上の写真、ハチの仔猫4匹のうち、黒くてもじゃもじゃの仔猫、この写真では全員一緒に写っているので3匹いるなとわかりますが、べつべつに出会ったら区別が付かず、1匹だと思うかもしれません。
僕は以前から、田代島の猫たちのかなりの個体識別をしてきました。また、猫たちの健康管理・医療サポートのために、得意の写真を活かしてデータベース化したカルテを作っているので、現在相当数の個体識別ができています。それでも、「あれ・・?」「え〜っと・・?」「う〜ん・・?」という事は結構あります。(^^ゞ

やっぱり一番難しいのは黒ネコさん。
例えばこの黒ネコ。風邪を引いて鼻水を垂らしています。(ピンぼけ写真でごめんなさい)
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クレスさんが抗生物質の注射をして1ヶ月後に良くなっているかと会いに行ったら・・・
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ちょっと良くなったかな?でもまだ鼻水出ていますね。
と書きましたが、実はこの2枚は別の猫です。気が付いた人はえらい!2枚目の猫、左前足を見てください。爪が出てるでしょ。
実は2枚目の猫は、左前足の人差し指の爪が出たまま戻らなくなって、みんなに「キャプテンフック」と呼ばれている猫なんです。
この2匹とも、同じ所に住んでいて、同じようにここしばらく風邪を引いて鼻水垂らしています。なかなか別の猫だとは気が付きません。(^^ゞ
まあ、このようにそっくりで見わけが付かない猫が結構います。その結果「ダブルカウント」ならぬ「レスカウント」されているわけですね。

まあ、以上のような理由で数が少なくカウントされることもあるのです。
前置きが長くなりました。(^^ゞ 
で、何匹いるか?

2011年秋の段階で、田代島には、約110〜120匹の猫がいます。
これは間違いありません。

9月と10月に、田代島の歴史が始まって以来初めて、猫たちにまとまって集団予防注射をしました。
同じ猫に2回してしまわないように、注射した猫の個体識別を行いながら、一匹一匹・・・大変だったんですよ〜。9月の時はものすごい猛暑で、熱中症になりそうでクラクラしながらでした。
で、予防注射できた猫が約80匹。
その時点でまだ仔猫で若すぎたので予防注射をしなかった猫が約10匹。
それから、どうしても嫌がって予防注射をさせてくれなかった猫が約20匹。
これで110匹です。これらはすべて識別できた猫たちです。
そして、仮にまだ識別できなかった猫が10匹いるとして120匹。
田代島には、現在大体これぐらいの数の猫が暮らしています。(^_^)v

先日も書いた様に、今年の田代島は仔猫に恵まれた年になりました。
また、例年なら11月頃には風邪を引いて具合が悪くなった秋生まれの仔猫を見かけることが多いのですが、暖かかったことと、予防注射や風邪の手当がうまくいったのでしょうか、先日は、ほとんどの「秋ッコ」の元気な姿を見かけることができました。
今週辺りからぐっと冷え込んで冬本番。仔猫も大人の猫たちも、元気に冬を越せるよう、見守っていきたいと思います。

最後にちょっと予防注射の件に触れておきます。
9月10月に、かなりの強硬スケジュールで猫たちの集団予防注射を行いました。その背景には、石巻でパルボが発生したという事情がありました。
石巻に住む友人の愛猫の具合が悪くなり、パルボと診断されたという話を聞いたのが、8月上旬ごろ。まさか?と思いましたが、石巻動物救援センターの現場責任者をされていた阿部動物病院の阿部先生に詳しくお話しを伺ったところ、確かに石巻市内で猫パルボが発生し、相当数の猫たちが病院に運ばれていることがわかりました。
その時点で、僕は青くなりました。パルボウイルスは土のあるところで繁殖し、靴に付着して人間の移動で感染場所を広げます。万が一パルボウイルスが田代島に侵入してしまったら・・・。急いでクレスさんおよびニャンプロのみなさんと協議して、可能な限り早く予防注射を行うことになったのです。
幸いなことに、石巻の猫パルボはその後沈静化に向かい、10月後半の時点では、ほとんど感染する猫もいなくなったとのことです。
ひとまず何よりです。
なお、予防注射や虫下しなどの薬の準備に際して、クレスさんが客員診療をされている白金高輪動物病院の近藤副院長に大変お世話になりました。ありがとうとございました。

終わりに1枚。
小春日和の午後の日射しを浴びながら、ぺったんこですやすや寝ている若ねこさん。
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by naochago | 2011-12-08 03:41 | 田代島猫景色 続編 | Comments(3)
2011年 12月 02日

田代島猫景色(続編 33) 3匹の仔猫

さて、しばし諸事情で更新していなかったこのブログですが、久々に再開します。
再開第1弾は、田代島の「3匹の仔猫」

今年の田代島は、例年になく子宝に恵まれた年になり、初夏から初秋まで多くの仔猫が誕生しました。
まるであの大きな災害、津波の被害によって失われてしまった猫たちの命が生まれ変わり、その意志を受け継ぎ、田代島の猫たちは負けないよ、と挽回するかのように沢山の仔猫が生まれて育ったのです。
港で出会ったこの3匹の仔猫もそんな今年生まれの仔猫。2匹はキジトラで、シッポの長さでかろうじて見分けが付くぐらいのそっくり兄弟、そしてもう1匹は顔の真ん中に一筋の白い線が入った黒白の仔猫。母猫はまだ若い黒ネコのようです。
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黒白くんはとても力強い目をした意志の強そうな子。キジトラくんは、2匹とも逆にちょっと甘えん坊な顔つきをしています。
秋生まれの仔猫ですね。この写真を撮った10月中旬で生後1ヶ月ぐらいでしょうか。
9月に訪問した際には見かけなかったのですが、10月に第2回の予防注射で訪問した際に初めて出会いました。
おかみさんに聞くとつい最近から見かけるようになったとのこと。夏には何も無かった港ですが、少しずつ漁の道具や樽ブイが置かれるようになり、この一家はそんな資材の間を寝ぐらにして港で生活することにしたようです。
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1ヶ月後、11月に再訪問した際に、またこの仔猫たちにも会いに行きました。
お、いました。3匹そろって並んでいます。3匹とも元気そうです。
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あれ? でも何かすこし様子が変です。何かが違います。
しばらくしてわかりました。そう、母猫の姿が見えないのです。
しばらくの間、仔猫たちと時間を過ごして様子をうかがっていたのですが、母親は現れず。
あの若い黒ネコの母親はどうしてしまったのでしょうか。育児放棄してしまったのか。それとも何かあったのか・・・。
この3匹はみなしごになってしまいました。


まだ生後せいぜい2ヶ月から3ヶ月ぐらい。
このぐらいの年齢だと、まだまだ母猫にべったりの甘えん坊の仔猫も大勢います。
でも、この3匹の仔猫には、甘えるべき相手も、守ってくれるべき存在も、いなくなってしまいました。自分たちの力だけて生きていかなければなりません。

朝の港には、大勢の猫たちがサカナをもらいに集まります。
守ってくれる母親のいない3匹の仔猫たちは、大人のオス猫に威嚇されることもしょっちゅう・・・
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(でも安心してください。オス猫は威嚇することはあっても、噛みついたり傷つけたりすることはありません。それにこの威嚇しているオス猫は、あちこちでケンカしてみるもののそんなに強くなくて、あっちで仔猫を威嚇し、こっちで若いオス猫とびびりながらケンカして、と忙しく騒いでいるうちにサカナをもらいそびれるちょっとおっちょこちょいで愛嬌のあるやつです。(^^ゞ)

でも、威嚇に負けていてはサカナを食べられません。
仔猫は威嚇されると逃げながらもすばしこく動き回り、チャンスを見るや果敢に大人の猫たちの間に飛び込んでサカナをくわえ、ダッシュで走ります! 
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まわりの大人の猫たちも「やるな-、こいつ」と一目おいたまなざし。


さらに・・・
以前も書きましたが、田代島の漁師さんやおかみさん達は、猫たちのことをよく見ています。
それぞれの猫の性格や、毎朝サカナをもらいに来る順番もよく知っていて、猫たち全員が食いっぱぐれないように気を配ってくれます。
この3匹の仔猫がみなしごになってしまったことも、もちろん承知済み。仔猫たちにも、ちゃんと他の猫に取られないようにサカナを分けてくれます。
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さっき威嚇してたオス猫は、「えー、えこひいきにゃー!」とにゃあにゃあ抗議しますが、おかみさんには逆らえません。(^^ゞ


そして・・・
やった~。こんなに大きなサカナ!!
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おかみさんが投げてくれた大きなサカナをくわえて誇らしげに歩いて来る仔猫。
たくましくて、とてもしっかりした目をしています。

こうして今朝も無事満腹になることができました。
兄弟で肩を寄せ合って港で生活している3匹のみなしご仔猫たち。
元気に大きくなりますように。
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by naochago | 2011-12-02 04:10 | 田代島猫景色 続編 | Comments(13)
2011年 08月 24日

田代島猫景色(続編 32) 獣医さんとの訪問1

先日ニャンプロブログでさとうさんがご紹介されていましたが、先週後半に獣医さんをお連れして田代島を訪問してきました。
獣医さんはこちらの先生。
http://www.forpets.jp/special_c04.html
ドイツでずっと獣医師をなさっていますが、定期的に東京の動物病院でも客員診療をされています。西洋医学に加えて自然療法というホリスティックなアプローチも得意とされる方です。実は僕の愛猫カプチーノがずっとお世話になっていた広尾セントラル病院の院長先生の後輩でいらっしゃいます。
以前から田代島のファンだったそうなのですが、震災後のさまざま状況に触れるうちに、できればボランティアの訪問獣医師として島の猫たちやみなさんの役に立てればという思いが募り、コンタクトを頂いたのが5月頃。
6月に支援で訪問した際にニャンプロメンバーの方々とお話しさせていただき、ニャンプロでも皆さんから支援いただいている基金の一部を猫たちの薬などにも役立てていく方針であることから、今回の訪問となりました。(獣医さんの訪問自体はボランティアです。)

まずはニャンプロブログでおなじみの三毛猫えみちゃんの診察。
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一時はかなり衰弱していたえみちゃんですが、順調に回復しているようです。目線もしっかりしていて美猫さんです。
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それから島内を2日かけてくまなく猫たちの診察・治療。

この猫はいつも目やにが出ていてね〜。
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どれどれ、この子も目を診察。
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おかあさん、獣医師の先生が訪問診療に来てくださいましたよ〜。
そうかい。遠いところをありがたいね〜。
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中には少々体調を崩していて具合の悪い猫も。
体を触らしてくれる猫には抗生物質の注射や薬などの治療が行われました。
たれ耳ジャックのお兄さんのユメタロウくんも、少し体調を崩していたので、2日間の注射とご飯に混ぜる薬を処方。
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具合の悪い猫たちも、早く元気になろうね〜。

ところで、訪問した日、大きな地震がありました。
震源地は福島の沖という事でしたが、一時宮城県にも津波注意報が発令され、島の方を含めみんなでしばらく固唾を呑んで高台から海を見守りました。
驚いたのは地鳴りの大きさ。揺れ始める直前から、どこで鳴っているともわからない不気味で大きなゴゴゴゴゴという音が周囲に響き渡ります。揺れている間もこの音は鳴り響き、地鳴りの音と揺れで、耳でも体でも、全身で地震のエネルギーを感じます。それからやがてみんなの携帯電話の緊急地震速報のアラーム音が鳴り始める・・・。
東京のマンションで感じる地震は「建物が揺れている」というものですが、この地鳴りは、まさに大地の巨大なエネルギーが広範囲で動いていることを感じさせます。
島の方も、地鳴りの大きさは311以来久しぶりだったとおっしゃっていました。
すごい体験でした。

by naochago | 2011-08-24 23:38 | 田代島猫景色 続編 | Comments(6)
2011年 07月 31日

田代島猫景色(続編 31) 石巻の展示はあと1週間

今日明日は石巻の川開き祭りです。
今年は規模を縮小し、震災被害者の鎮魂と、復興に向けて再スタートのシンボルにするお祭りになりました。
きっと大勢の方が、4ヶ月前のあの日を思い起こし、この4ヶ月を振り返り、これからの日々に思いを巡らせることでしょう。
naochago の知人は、夕方からの灯籠流しに「涙がとまらない」と言っていました。
沢山の涙と沢山の想いをのせて、灯籠が北上川を下っていったことでしょう。
今日明日の川開き祭りが、石巻の人々の心を癒し、この大きな出来事にひとつの区切りをつけ、これから向かい合っていく日々への新たな思いを強くするひとときとなりますことを。


川開きの開催に合わせたささやかな癒しの写真展「〜田代島の猫たち〜田中良直写真展」は、今週いっぱいこだまホスピタルのアトリウムホールで開催しています。
猫たちの姿に、少しでも人々の心に笑顔が増えますように。


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こだまホスピタルのアトリウムホールは、トップライトが差し込む広々とした空間です。
まるでショッピングモールの中にいるようです。


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入り口にはこの目印。


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アトリウムの壁面数カ所に、40点ほどの猫たちが待っています。
お時間のある方はどうぞのんびりご覧ください。

by naochago | 2011-07-31 22:33 | 田代島猫景色 続編 | Comments(2)